2018年12月8日(土)
「銭湯ウォーク 葛飾の街歩きと銭湯を楽しむ 綾瀬・亀有編編」が行われました。
今回もたくさんの参加者の応募に、葛飾区浴場組合連合会(浴場組合)一同、お礼申し上げます。
今回の銭湯ウォークの様子は、2018年12月12日(水)にかつしかエフエム(かつエフ/ラジオ)の番組内でも放送されるそうです。
かつエフ様、取材ありがとうございました。
今回の集合場所(スタート)は「綾瀬駅」
綾瀬駅集合での銭湯ウォークは、2017年6月3日以来となりますが、ガイドを務める葛飾区産業観光部観光課・下町文化研究家の谷口栄さんからは「前にも綾瀬駅集合で(銭湯ウォークを)やったけど、今回は少しコースも違うから」というお話もありました。
今回のゴールは西亀有の「橘湯」さん。
どんな街歩きになるのか楽しみです。
上記の銭湯ウォークの様子は下記URLからご覧ください
https://katsushika1010.com/news/2017/06/06/1010work/
綾瀬駅を出発して数分の場所で、最初は「旧家からひも解く昔の街の佇まい」について解説。
何もない横断歩道での信号待ちの1コマですが、この横断歩道も足立区と葛飾区を渡る横断歩道という事も教えてもらえました。
谷口さんが用意してくださった古地図のコピーを見ながら、古隅田川の川筋について解説してくださりました。
普段はあまり気にしないと思いますが、工事の看板にも「古隅田川」と書かれています。
さらに、この土地には「カミブクロ」という地名が残っていたというお話も。
そして古隅田川沿いを行く一行。
古隅田川は、この場所にだけではなく、春日部にもあるというお話があるという事以外にも、
隅田川という地名について、「伊勢物語」「万葉集」といった歴史的な書物から読み解く事ができるという解説には、ただただ頷くばかり。
堀切に入ると、「堀切」という地名が、地名学的な見地からすると、不思議な地名であるという事を教えてくれました。
簡単に説明すると、そもそも「堀」というのは城の周りにあるもので、「堀」を「切る」という意味なので、いわゆる山の手の地域でないとそもそも「堀」が無い・・・さてさて、どうしてでしょうか?
この辺りは、実際に銭湯ウォークへ参加された方の特権という事で(笑)
ヒントとしては、ここでも歴史的な書物から上記のヒントを読み解く事ができるそうです。
古隅田川の堤が道路になっている場所。
土地の形状にも歴史の痕跡が残っています。
そして普賢寺公園で一休み。
(堀切)香取神社では、地名から歴史をひも解くヒントを教えていただきました。
西亀有に入り、区画整理された場所では、歴史の基盤、今の景観への移り変わりや、土地の近代化についての解説かなされました。
昔の景観を読み解くために、ここでは古地図のコピーが大活躍。
本日のゴールとなる「橘湯」
店主の新田六義さんのご厚意で、開店前の男湯・女湯それぞれの見学をさせていただきました。
店主の新田さんは昭和38年から40年間、練馬で銭湯と営んだ後、西亀有の橘湯を15年経営されているのだとか。
銭湯一筋55年・・・脱帽です。
今回も参加者の皆様、お疲れ様でした!
次回の銭湯ウォークは2019年も実施を予定しておりますが、開催日などについては未定です。
(2018年は5月、9月、12月でした)
参加者の募集につきましては、あらためて当サイトにてお知らせいたします。
参加方法は、往復はがきをご用意いただいてのご参加を予定しております。
次回の銭湯ウォークもよろしくお願いします。